駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科の小児歯科診療の特徴

子どもの歯の健康を守るために歯科診療は欠かせないもの。しかし小さいお子様は 「歯医者は怖い」と考えてしまいがち。とくに初めての診察で怖いという印象を抱いてしまうと、歯医者から遠ざかってしまうことにもなりかねません。
駒込駅前歯科クリニック・矯正歯科ではさまざまな工夫をし、「また行ってみたい」と次回の受診を心待ちにしていただける歯科医院をめざしています。

歯医者嫌いにならないように、まずはコミュニケーションから

初めて歯科診療に来院したお子様にとって、マスクで顔がよくわからない医師が、見たこともない道具を使って治療を始めれば、びっくりしてしまいます。当院では、お子様が初めて来院されたときは、まずは私たちと仲良くなってもらうことから始めます。しっかりコミュニケーションをとり、お子様のペースに合わせることで、多くのお子様は心を開き、治療に協力してくれるようになります。

毎回同じスタッフが対応。医師の指名も可能

当院は担当医制で、毎回同じ医師が担当します。
顔なじみの「いつもの先生」が接することで、お子様のストレスは大きく軽減します。お子様の歯の状態や性格もよくわかっているので、安心してお任せください。

明るい待合、診察室

院内はお子様に少しでもリラックスしていただけるように、明るく、清潔感あふれる空間になっています。
待合室は木を多用し、窓から柔らかな自然光が差し込む温かみのあるスペースとなっています。診察室は白を基調にしたオープンなフロアに、各ユニット(診察台)を配置しました。開放感を大切にする一方、お子様から他の患者さんの診療風景が見えないよう、工夫しています。

駒込の歯医者さんの、清潔感のある院内
駒込の歯医者さんの、自然光が差し込む温かみのある診察室

土日祝も診療、急な歯痛も安心

当院における、お子様の来院理由のトップは「急な痛み」、二番目が「転倒して前歯をぶつけた」です。土日や祝日の場合、こうしたトラブルが起きたときは、休み明けまで待たなければならないことも少なくありませんが、当院の場合は、土日や祝日も午後7時30分まで診療しており、緊急時は予約がなくても受診ができます。
(ただし、予約でいっぱいの際は急患を受けられないことがあります。お電話でもWEBでも、当日予約をおすすめします。)

「別の歯医者に通っているけど、急に痛いと言い出したから今日行きたい」という 場合も、がまんしないでぜひ受診してください。

虫歯にならないためのメニュー

「乳歯はどうせ永久歯(大人の歯)に生え変わるから、虫歯になっても大丈夫」と思っていませんか?
幼児期や学童期は、日々の活動や成長のためにしっかりと栄養を摂らなければならない時期。乳歯が虫歯になれば、しっかり噛むことができず、顎の成長に影響を及ぼします。
さらに、虫歯になった乳歯をそのままにしておくと、お口の中は虫歯菌だらけになり、新たに生えてくる永久歯に感染が及んでしまうことにもなりかねません。
そこで当院は虫歯を治すだけでなく、「虫歯にならないためのケア」にも力を入れています。

歯磨き指導

虫歯を予防するために何よりも大切なのは、毎日の歯磨きです。とくに歯磨きの習慣が身についていない小さな子どもは、歯磨きのやり方が悪いとすぐに虫歯になってしまいます。
当院では、お子様の年齢や歯並びに合わせた効果的で楽しい歯磨きの方法を指導しています。といっても、お子様だけでみがき残しのない状態に歯磨きするのは難しいもの。保護者の方にも正しい仕上げみがきの方法をお教えしています。

お子様に歯医者さんがていねいに説明しています

フッ素塗布

歯にフッ素を塗る「フッ素塗布」は虫歯の予防処置の一つ。 フッ素には歯質を強くし、虫歯に対する抵抗性を高める働きがあります。また、虫歯は、原因菌(虫歯菌)がつくり出す酸によって発生しますが、フッ素はその酸をつくり出す虫歯菌の働きも弱めてくれます。
さらに、歯の再石灰化(虫歯になりかかった部分を修復する現象)を促して、虫歯の進行を抑える効果も期待できます。

当院では、中学生以下のすべての方にフッ素ケアをしています。
保険診療の範囲内では、3ヶ月に1回の間隔でフッ素塗布ができます。

予防治療(シーラント)

奥歯のかみ合わせ部分(上下の歯が接する部分)にある溝は複雑な形をしているので、歯ブラシの毛先が入りにくく、毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまうことが少なくありません。
奥歯の溝に薄いフッ素入りのプラスチックを塗って、溝を埋める「シーラント」という処置をおこなうことで、虫歯になるリスクを大きく減らすことが可能です。
6歳~12歳で初期の虫歯になっている乳歯や、生えたての永久歯にシーラントをする場合は、保険が適用されます。

食習慣のアドバイス

虫歯は、毎日の食事やおやつの内容、食べ方と深いかかわりがあります。次のような食習慣があるお子様は、注意が必要です。

・飲食の回数が多い(ダラダラ食べやダラダラ飲み)
・チョコレートやキャラメルなど歯につきやすい甘い食べ物が好き
・ジュースやコーラといった甘い飲み物が好き
・飲食をしてから寝るまで30分以内
・家族間の箸やフォークの使い回しや、飲み物の回し飲みが習慣化している

こうした食習慣を改善するだけで、虫歯をかなり防げるようになります。当院では、一人ひとりに合わせた細やかなアドバイスしています。

小児歯科矯正

歯並びの悪さは見た目の問題だけにとどまりません。歯が重なり合っていたり噛み合わせが悪かったりすると、食べ物が残りやすいだけでなく、歯磨きもしづらく、虫歯のリスクは高まります。矯正をして歯並びと噛み合わせを改善することで、虫歯が発生しにくい環境をつくることができます。
大人になってからも矯正は可能ですが、顎の骨がまだ柔らかい12歳前であれば顎の骨を器具で拡大するなど、「子どもの時期だからこその治療」ができるメリットがあります。また、大人の矯正に比べて期間や治療費が少なく済むことも、大きなメリット。 さらに、当院では永久歯が生える前の3歳から正しく歯が生えてくるようにお口のなかを整える「予防矯正」もおこなっています。

年齢別子どもの歯の特徴と注意点

子どもの歯は年齢ごとに注意すべきポイントが異なります。各時期の特徴と注意点、対策を説明します。

0~2歳(乳歯が生えてくる時期)

【特徴と注意点】
・生後6ヶ月ごろ、下の歯から乳歯が生え始めます。
・虫歯菌に感染しやすい時期で、とくに上の前歯は注意が必要です。
・離乳食が始まり、虫歯リスクが高まります。

【対策:ご家庭】
・赤ちゃん用の歯ブラシを使って、ご両親が優しくみがいてあげましょう。
・スプーンやお箸の共有、口移し、噛み与え、キスは控えてください。

【対策:クリニック】
・フッ素塗布で歯質を強化します。
・適切な歯ブラシや虫歯予防のアドバイスをおこないます。

3~5歳(乳歯の歯列が完成する時期)

【特徴と注意点】
・おやつを食べるようになり、甘いものによる虫歯リスクが高まります。
・5歳ごろから上顎の成長が始まります。

【対策:ご家庭】
・お子様に歯ブラシを持たせて、自分でみがけるように習慣づけをします。お子様だけでは汚れを落としきれないので、仕上げみがきはご両親がしてあげてください。

【対策:クリニック】
・3歳から矯正が可能です。専用の装置を使って顎骨を広げるなどしてバランスを整えます。永久歯が正常な位置から生えて、正しい噛み合わせとなるための土台を作ることができます。

<歯医者さんでできる事>
★予防治療(シーラント)
★予防矯正
★顎の発達(成長)を適正に

6~12歳(乳歯から永久歯へ生え変わる時期)

【特徴と注意点】
・5~6歳になると、初めての永久歯(6歳臼歯)が生えてきます。生えたての6歳臼歯は未完成なので虫歯になりやすく、注意が必要です。
・10歳ごろに上顎が完成し、下顎の成長が始まります。顎骨が狭かったり、上下の顎骨のバランスが悪かったりすると、本来生えてくる位置から永久歯が生えず、歯並びが悪くなりやすいです。
・12歳ごろにすべての歯が永久歯に生え変わります。
・一人で歯磨きをするようになったり、乳歯と永久歯が混在して歯の高さがまちまちになったりすることで磨き残しが出やすくなります。

【対策:ご家庭】
・高学年になるまでは、1日に1回だけでも親御さんが仕上げ磨きをしてあげましょう。

【対策:クリニック】
・ハブラシが届きにくい生えたての永久歯の溝にシーラントを塗って虫歯を予防します。
・子どものうちに歯並びを直す最後のタイミングです。永久歯に生え変わるタイミングで矯正治療を行うことで、健全な歯並びを作り上げることができます。矯正器具を使わずに歯の矯正を行える可能性も高くなります。また、健全に顎が発達しないと、大人になってからの容姿にも 大きく関わってきます。

<歯医者さんでできる事>
★予防治療(シーラント)
★顎の発達(成長)を適正に
★小児矯正

13歳以上(永久歯の歯列が完成)

【特徴と注意点】
・親の目から離れて行動することが多くなり、食生活の乱れから虫歯のリスクが上昇します。

【対策:ご家庭】
・大人の歯ブラシを使用させ、自分の歯の健康は自分で守れるような意識を付けさせましょう。

【対策:クリニック】
・定期的なクリーニングと虫歯のチェックをおこないます。

まとめ

当院は、お子様にとって「怖くない歯医者」から一歩進んだ「行ってみたい歯医者」でありたいと考えています。他の歯医者で治療を断られてしまったお子様も、ぜひ一度いらしてください。